幸福度が高いといわれるデンマーク人の幸せはどのように形成されているのか
こんにちは。つづきです。
少し前にFacebookに投稿しましたが、
9/2-10にデンマークへいってきました!🇩🇰
↑ニューハウン(コペンハーゲン)
↑フォルケスコーレ(日本でいう小・中学校)
ツアー全体のテーマは「幸福を探求する」
主に「教育」についてみてきましたが、教育以外にも政治・歴史・国の制度など、様々な側面から探求してきました。
というか、教育を掘り下げていくと国の歴史や文化、政治などに辿り着くといった感じです。
多角的にみてきた中で、「幸福」について自分が感じたことや気づいたことをいくつか書いていきたいと思います!
国の平均所得と国民の平均的な幸福度に直接的な関係性はない 「幸せのパラドックス」は本当かもしれない
幸せのパラドックスはご存知でしょうか?
国が経済的に豊かになっても、それに比例して幸福度が高まるわけではない。
要は、「お金」と「幸福度」に直接的な関係はみられない、という現象のことです。
じゃあお金(所得)以外の要因が人々の幸せを左右していることになりますね。
※ちなみに世帯年収が増加するにつれて幸福度は高まりますが、1100万円を境に上昇率が下がっていることも判明しているので、「お金」だけでは「幸福」になれないことは確かです。
圧倒的な社会保障による、生活面の安定
所得税55%(市税21%、県税11%、国税23%)、消費税25%(食料品も全て25%)、車の購入は280%などなど、、、
教育費、医療費、介護、など全て「無料」で、(医療に関してはよっぽどじゃない限り自然治癒らしいですが笑)失業時や老後の保証もしっかりしています。
僕の仮説としては、そういった社会保障がしっかりしているから、生活面を気にせず、やりたいこともじっくり考えて決められるし、せかせか働くこともなく、家族との時間や友達との時間を大切にできるのかなと。
マズローの5段階欲求でいう。2段階目までは社会保障で満たされているのかなと思いました。
あらゆるところで時間の余裕がある
デンマーク人を見ていて思ったことは、何というか心に余裕があるな〜ということです。 (言葉で表現しづらいのですが、、)
労働環境でいうと
通常、週の労働時間は月〜木が8〜16時、金曜日は8〜13時までという37時間労働で、プライベートの時間を大切にできるように、制度として決められています。
国民性としても、労働時間内しか仕事はしないという意識が強かったです。
日本は労働時間を伸ばしてでも、より良いサービスを届けようとするところがあるのかなあと。笑
さらに
ファルケホイスコーレやエフタスコーレをはじめとする、人生に迷ったときに一歩立ち止まることが許される環境がデンマークにはあります。
28歳くらいで就職するのが、平均的だという話も聞きました。
人生に余裕がある。
というのは一つ、幸せの要素になるかもしれません。
スタンダードが存在しない
一つ例をあげると
デンマークでは離婚率が高く、複雑な家庭の事情を持っている子も少なくはないのですが、それを隠すことはないとのことでした。
それは、スタンダードというものがなく、それぞれの家庭のあり方がスタンダードだという考え方が浸透しているからだそうです。
素晴らしい、、、笑
これは家庭のあり方だけではなく、様々なことに対して
「これが当たり前」「こうあるべき」「普通は◯◯」
という考え方がなく、お互いを尊重する文化がデンマークにはありました。
尊重するというか、自分は自分で、他人をそこまで気にしないといった感じでしょうか。他人からの評価などに焦点を当てず、「自分はなにをしたいか」「自分はどうありたいのか」を大切にする文化は素敵だなあと。
日本では他人と比較して、自分に負い目を感じることが多い気がします。
やはり現地に行ってみることは大切
今回ツアーに行ってみて一番思ったことは、
やっぱり知らない世界は一度体感するものだな
ということです。
文字や人の話で入ってくる情報より、自分で体感して得た情報の方が、そこに対する納得感や理解の質が格段に上がるからです。
「百聞は一見に如かず」という言葉は本当でした。笑
まだまだ頭の中が整理しきれていませんが、自分が体験したこと、感じたこと、日本でもやっていけることなど、これから広めていけたらと思っています。
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